英単語の覚え方

英語を読んだり話したりするためには、ある程度の英単語を知っている必要があります。一般的に、読むのに必要な単語の数よりも会話のための単語の数の方が少なくてすみます。

単語を覚えるためには、教科書や本の中の中の知らない単語を適宜覚えていくのがいいのですが、実際には一度見たものをその場で覚えようとしても記憶として定着させるのは難しいかと思います。このため、英単語の本を使うのが効率的であり、DUOのような教材を繰り返し読んで、音声を聞いて、音読していくのが効果的な方法です。
ですが、DUOのような本を使っても、ほかの単語本も同じですが、なかなか覚えられず、また、繰り返し行うだけのモチベーションを維持することができず、挫折した人も多いかと思います。

そこで、ここでは英単語を覚えるための裏技的なテクニックを紹介します。

それは、記憶の宮殿を使ったやり方です。

記憶の宮殿自体はググっていただければすぐにわかりますが、太古からあるテクニックで、何かを記憶するためには科学的に有効な方法と言われています。具体的には家にあるものとか、通学・通勤経路にあるものなどと、記憶したいものとを、具体的なイメージを作って紐づけるという方法です。

メンタリストのDaiGoさんも動画で言っていましたが、記憶の宮殿は、科学的に証明されている有効な方法で、さらに記憶の宮殿を使って記憶する訓練を続けていると、記憶の能力そのものも向上するという、実にありがたい方法とのことです。

記憶の宮殿のやり方としては、実際に家にある家具を5つ挙げたとします。ビジュアル的にわかりやすいものがよく、例えば、自分の家にあるベッド、テレビ、本棚、いす、テーブルとします。
次に覚えるべきものを結びつけます。例えば、買い物リストを記憶するとしたら、買うものとして、卵、ヨーグルト、洗剤、歯磨き、トイレットペーパーがあったとします。これを先ほどの家具とイメージと結び付けて覚えます。この場合、単に家具に乗っかっているというよりはもう少し強いイメージの方が覚えやすいです。

例えば、卵とベッドを結びつけます。割れた卵がベッドに散らかっているイメージ。次のヨーグルトとテレビなら、テレビでヨーグルトの宣伝が流れているイメージ。次の洗剤と本棚なら、本の間になぜか洗剤が挟まって置かれてあるイメージ。そのような感じです。
コツとしては、紐づけを行う家具は毎回同じにして、順番も変えない方が使いやすいと思います。このため、順番としては、例えばベッドを起点にして右回りにあるもののような形にすると覚えやすいし、思い出しやすいです。

私はこの記憶の宮殿を使って英単語を覚えるやり方を初めて、一日平均15分くらいの時間をかけ、1週間で大体100個の単語を覚えられました。もちろん一度覚えても時間がたてば次第に忘れていきます。それでも普通に英単語本を使って単語をごりごりと覚えるよりは、だいぶ効率的に覚えることができました。

次回では、この記憶の宮殿を使った単語の記憶方法を紹介します。